ベッルーノのキャッチフレーズは、「山の小さなヴェネツィア」(Piccola Venezia di montagna)である。イタリアのガイドブックにそう書いてあった。 |
丘の上に広がるベッルーノの町。右手に見える大きな建物と塔がドゥオーモ。 2008.6 |
ベッルーノの町は、ピアーヴェ川(Fiume Piave)にアルド川(Torrente Ardo)が合流する地点に、まるでテラスのように突き出した台地の上にある。この町の付近では木材が豊富にとれたそうで、著名な木の彫刻家であるアンドレーア・ブルストロン(Andrea Brustolon)も、この町の出身だそうだ。 |
夕暮れ(といっても夏時間で8時過ぎ)のドゥオーモ広場。2つの広場が連続し、その周囲に歴史的な建造物が建ち並ぶ壮麗な眺め。 2008.6 |
これが「山のヴェネツィア」たるゆえんのポルティコ。旧市街を貫いて延々と続いていく。 2008.6 |
地図で見るとよくわかるが、町の三方を囲む川からは急斜面となっており、そこを登りきると平らな台地になっている。かつては難攻不落の町だっただろうことが容易に想像できる。 |
旧市街の北、この先が新市街へ通じる門になる。 2008.6 |
旧市街への入口の一つ、町の南端にあるルーゴ門(Porta Rugo)。 2008.6 |
もう一つ印象に残ったのが、新市街のマッテオッティ通りにあるおしゃれなバール。新市街といっても、旧市街の門をくぐってすぐのところにある。 |
●所在地 ヴェネト州ベッルーノ県(県都) ●公共交通での行き方 ・パドヴァ駅からイタリア鉄道のカラルツォ方面行きローカル線で約2時間。ヴェネツィアからトレヴィーゾ経由の直通列車も1日に2往復ある(2008年現在)。 ●見どころ ・「山のヴェネツィア」と呼ばれる旧市街。狭い道にポルティコ(アーケード)がうねうねと続いていく様子と、ドゥオーモ広場の広々とした空間。 ・ピアーヴェ川の崖上にある丘上都市の様子。 ●老婆心ながら 鉄道でヴェネツィアからカラルツォ行きに乗ると、ベッルーノは通らない。その場合、途中のポンテ・ネッレ・アルピ駅で、ベッルーノ方面行きの線に乗り換えればいい。乗り換えて1駅でベッルーノに着く。 |
新市街にあるマッテオッティ通り。しゃれたカフェやブティックが立ち並んでいる。直線に走る道に対して、家並みが微妙にカーブしているところがニクい。中央の高い建物が聖ロッコ教会。 2008.6 |
2008年11月作成 |
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