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私鉄ローカル線を訪ねて
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タイトル
車庫  1991年に函館を訪ねたときは、町並みを意識して写真を撮ってみた。
 これは、末広町付近にある函館博物館・郷土資料館の前を走る722号車。
 1991.4
 これは、末広町停留所の前。昔ながらの小さな商店が並んでいた。古豪の500形電車は、軽快な色に塗り替えられ、印象が一変した。
 1991.4
西新の交差点
連接車  上の写真を、道路の反対側から見たところ。
 1991.4
谷地頭(やちがしら)を出て、十字街の手前で信号待ち。十字街停留所では、「函館どっく前」からの路線と「谷地頭(やちがしら)」からの路線が合流する。

 1991.4
車庫
 十字街停留所を出て谷地頭に向かう719号車。背後は函館山。電車のすぐ右側に、信号塔が写っている。以前は、ここに係員が常駐してポイントの切り替えをしていた。
 電車の背後に見える小さな店々は再開発で取り壊され、いまでは大きなビルが建っている。
 2000.3

 函館市電は、函館市交通局が運営するもので、開業当初から東京都電と関係が深いらしく、レールの幅も1372ミリと同じ。都電から移籍した車両もあって、東京の都電に慣れ親しんだ身にとって、なんとなく親近感を覚えたものだった。
 青函連絡船があったころは、北海道に上陸すると、まず函館の町をぶらりと歩いて、「北海道に来た!」という気分にひたるのがお決まりのパターンであった。
 2004年には函館駅が改築されたという。いま思うと、ちょっと狭苦しかったけれど、懐かしい旧・函館駅である。周辺の様子もずいぶんと変わることだろう。

 函館市電は、観光に便利な場所を結んでいるので観光客には人気が高いが、これからどう変わっていくのだろうか。
 函館の都心が北へ北へと広がっていくなかで、旧市街を中心に走る市電の将来がちょっぴり心配である。そう思うと、函館駅周辺や十字街の再開発も大きなポイントになるかもしれない。


2005年5月更新

 

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