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竜ヶ崎駅で発車を待つキハ41301 1969.11 |
---- 通勤路線に生まれ変わったミニローカル私鉄 ---- 関東鉄道竜ヶ崎線は、常磐線の佐貫駅から竜ヶ崎までのわずか4.5キロの非電化路線だ。常磐線(当時は日本鉄道)が通らなかった竜ヶ崎の町と、最寄りの佐貫を結ぶために、1900(明治33)年に龍崎鉄道として開通した。 1944年に鹿島参宮鉄道(現・鹿島鉄道)と合併、1965年には常総筑波鉄道と合併して、関東鉄道竜ヶ崎線となった。 | |
私がこの路線にはじめて乗ったのは、中学1年生のときのこと。関東鉄道常総線と合わせて1日で回った。当時一人でこんな私鉄に乗りに行く中学生(しかも1年生)は少なかったかもしれない。 今と違って、ローカル線の情報なんて少なかった時代である。都心の私鉄や国鉄しか知らなかった私には、見るもの聞くもの珍しいものばかりで、たっぷりと好奇心を満たされて帰って来たのであった。 では、いまでは通勤路線になったミニローカル線の、1960年代末からの姿をご覧いただきたい。 訪問:1969年11月、1975年11月、1990年3月 |
のどかだった時代の竜ヶ崎駅構内。現在の姿からは想像もつかない。左端に見えるのが駅舎。 1969.11
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竜ヶ崎駅に停車中の車両から、佐貫方面を見る。左側の不思議な窓配置の車両はキハ40402。四国の阿南鉄道から鉄道省を経てやってきたのだとか。 右側の木造の小屋の中に5号蒸気機関車が置かれていた。 *写真にポインタを合わせると、車両を拡大します。 1969.11
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佐貫駅に戻ってみると、なんと常磐線のホームに竜ヶ崎線のディーゼル機関車DC201が停まっていた。 貨物の入れ換えをしたのだろう。 1969.11
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2度目の訪問では、機関庫の中にいた4号機関車を見ることができた。5号機は、このときすでに栃木県の「おもちゃのまち」に保存されていた(と思う)。 1975.11
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琵琶湖西岸を走っていた江若鉄道からやってきた流線型のディーゼルカーは、すでに改造されてこうなってしまっていた。キハ521。 1975.11
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