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蔵出し鉄道写真館
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新金貨物線 (1969年8月)


新金貨物線のEF80 5号機
 

新金(しんきん)線は、総武本線の新小岩駅と常磐線の金町駅を結ぶ貨物線である。
東京の東部を走る2つの重要な路線を短絡するという役割があるために、かなり頻繁に貨物列車が運行されていた。

実は、中学~高校時代に、この路線のすぐそばに住んでいたことがあった。家から線路までは500mほど離れていたのだが、当時はさえぎるものもほとんどなく、EF80のひく貨物列車が単線の線路を行き来する様子を眺めていたものだった。
ちなみに、いまだに水戸街道を踏切で越えている路線でもある。


新金貨物線の列車 新金貨物線の列車
 

全線単線なのだが、ほとんどの区間で複線分の土地が確保されていて、いつでもすぐに複線化工事にとりかかれるようになっている。
しかも、ここを旅客線化することは、もう何十年も前から話があるのだ。。

常磐線の列車を新金線経由で総武線に送れば、土浦方面からの列車を、東京駅や横須賀線に直通させることができる。
だが、現在工事中の上野~東京の東北縦貫線ができると、上野止まりの常磐線の列車を東京駅方面に伸ばすことができる。残念ながら、新金線旅客化の必要性はやや薄れてしまったようだ。

葛飾区新宿(にいじゅく)付近 DE11 2号機
 

私が住んでいたころは、畑や空き地ばかりで、夜には沼のカエル大合唱が聞こえた高砂~新宿(にいじゅく)あたりも、今では住宅が建て込んでしまい、当時の面影はほとんどなくなってしまった。

ところで、EF80がほとんどだった機関車だが、10年間ほど住んでいて、2回だけ蒸気機関車が走っていくのを見た。1回は汽笛が聞こえてちらりと機関車が見えただけなのでよくわからない。2回目はなんとC57が茶色の旧型客車を引いて走っていったのを、家の窓から見た。
もちろん客扱いをしていたわけではなく、回送列車なんだろうけれど、10両ほどの客車を引いて、悠然と走り去る姿は、今でも脳裏に刻まれている。

2010年6月作成



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