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蔵出し鉄道写真館
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小田急~相模鉄道 (1970年1月)


小田急NSE車特急「さがみ」 小田急NSE車の展望室
 

1970年代が明けて正月4日のことである。中学1年生だった私は、クラスの友人2人だったか3人だったかを誘って箱根登山鉄道、江ノ電、鶴見線の日帰り撮影に出かけた。思えば、私が主催した最初の撮影旅行である。

行きは、新宿から小田原まで小田急の特急「さがみ」を利用。いわゆるNSE車である。指定券を当日買ったのか、前売りで買ったのかは覚えていないが、とにかく朝早い列車である。車内は空いていたので、途中から最前部の展望席近くに移動して眺めを楽しんだ。右の写真は、どの駅なんだろうか。ホームの上部に跨線橋がかかっている。

展望窓だけを写すのではなく、左右の人影を含めてその場の空気感を出したところが、中学1年生ながら非凡な構図である。自画自賛。


相模鉄道横浜駅 相模鉄道横浜駅
 

箱根登山鉄道と江ノ電については、いずれ当ホームページの「私鉄ローカル線を訪ねて」で紹介することになるので省略。ここではまず、相模鉄道(相鉄)の旧横浜駅で撮った写真をお目にかけよう。

現在は大手私鉄の仲間入りをした相鉄だが、当時はまだ中小私鉄のくくりであった。とはいえ、ターミナルの横浜駅は、正月休みということもあってか、かなりの人出であり、すでにのんびりとしたローカル私鉄の雰囲気ではなかった。

ただ、車両はほとんどが相鉄の標準的なスタイルとなっていて、あまりおもしろみがないという印象である。もちろん、今となっては貴重だが。
左は、 旧型車に新しい車体を載せた3000系(3016号車)の普通大和行き。右は当時の高性能車6000系(6002号車)の急行海老名行き。

相模鉄道横浜駅 相模鉄道横浜駅
 

このときは相鉄の電車に乗ることもなく、入場券を買ってただひたすら横浜駅で写真を撮ったのであった。当時の横浜駅は、現在の相鉄横浜駅よりも、ずっと国鉄(JR)駅寄りにあった。

左の写真は、アルミ車体の試作車であるモハ6021。この1両だけという異端車で、鋼製の6000系電車の編成の先頭についていた。
右の写真は、横浜駅を発車する6000系の編成。ホームを突貫工事で延長した様子がうかがえる。左の鉄橋は、横浜から桜木町に向かう東急東横線のもの。

横浜駅の相模鉄道と東急東横線  
相鉄横浜駅を見おろして、桜木町から横浜駅に到着する直前の東横線電車7000系。横浜~桜木町は、みなとみらい線開業にともなって、2004年に廃止された。

2010年6月作成



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