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蔵出し鉄道写真館
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上野駅の特急 (1970年7月) その2


483系特急やまばと 483系特急ひばり
 

1970年の上野駅の特急の続き。地平ホーム編である。
左は483系の奥羽本線山形行きの特急やまばと。この少し前まではキハ82形で運転されていたが、すでに電車化されていた。
右は483系の東北本線仙台行き特急ひばり。左側の高架線では、常磐線ホーム増設工事が進んでいる。


483系特急あいづ キハ181系特急つばさ
 

上の右の写真と同じホームから、やはり483系の磐越西線会津若松行き特急あいづ。いやはや、いろいろな特急が発着していた。
そして、上野では数少なくなっていたディーゼル特急のつばさ。左右の前照灯カバーが角張っているので、当時の新系列大出力気動車キハ181系であるとわかる。奥羽本線経由の秋田行き。

キハ81形特急ひたち キハ81形特急いなほ
 

そして、ユニークな前面スタイルが人気だったキハ81形。左は常磐線の平(現・いわき)行き特急ひたち。常磐線初の昼行特急列車の登場だったが、なんといっても全線電化の路線をディーゼル特急が走るのが話題を呼んだ。
その理由は、信越本線・羽越本線経由秋田行きの特急いなほの間合いに運行されていたからである。

だから、左の写真では、係員がひたちの到着を待ち構えている。
早業で愛称板を取り替えて、右のいなほに早変わりしたのである。

20番線から見た上野駅地平ホーム 常磐線の急行ときわ
 

おまけの2枚。左は、20番線ホームから地平ホームを見渡したところ。手前の旧型客車は、常磐線の普通列車だろう。
右は、やはり20番線で発車を待つ常磐線の急行ときわ。

というわけで、カラーで上野駅を発着する列車を2回にわたって紹介したが、さすがにニコンのフィルムスキャナー+最新の編集ソフトを使うと、まあまあの色に再現できるものである。
とはいえ、原版はハーフサイズのカラーネガだから粒状性は非常に悪く、これ以上に拡大するとボロが出てくる。この程度のサイズでお見せするのがちょうどいいかもしれない。

2010年7月作成



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