立川機関区、西国立駅 (1975年7月)
青梅線の石灰石輸送に活躍していた電気機関車がED16。そのねぐらになっていたのが立川機関区だ。立川機関区といっても立川駅のそばではなく、南武線で1つ目の西国立に隣接していた。今では影も形もない。まずは、西国立駅ホームから見たED16の写真から。左(小画面では上)は15号機、右(小画面では下)は11号機である。
西国立駅のホームからは、立川機関区の様子が手にとるように見えた。正面からではあまり区別がつかないが、左の写真のうち、右端の1両はEF10(13号機)である。左の2両はED16。真夏の日中の写真でコントラストが高く、日陰の部分は見にくいが、なんとか画像編集ソフトでここまでにした。
そして、しばらくホームにいると、立川駅のほうからEF13が重連でやってきた。当時は、東京都内のどこでも見られた機関車だった。
立川からの帰りがけには、武蔵境駅に立ち寄った。地平時代の武蔵境駅の下りホームは、西武多摩川線と共用していた。つまり、同じホームの両側に国鉄電車と西武電車が発着し、改札を出ないで乗り換えができたのだ。その雰囲気が興味深かった。
そこにやってきたのは、中央線中長距離列車の新宿行き。113・115系の先頭に荷物車がついていたのは、当時のお約束。かなりのスピードで通過するので、荷物車のモーターがすごいうなりを上げていたのを思い出す。右は新宿駅の特急あずさ。車両が貫通型になってしまってからは、ちょっと興味が薄れてしまった。
2021年11月公開
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