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とりあえず写真館

小袖海岸  (2003年)


台地の上から小袖海岸を望む 台地の上から小袖海岸を望む
 

小袖海岸をはじめて訪れたのは、1993年のことだった。久慈から東北新幹線に連絡する高速バスに乗るまで時間がたっぷりあったので、空いている時間で近隣をぶらぶらしようと思ったのである。

そのとき見つけたのは、久慈駅発小袖海岸経由久慈駅行きというJRバス。1日に3本ほどが走っていて、これを途中下車しないで1周してきたのである。
そのときに見た車窓の楽しさに、ぜひ再訪してゆっくりと降りて歩こうと思ったのが、やっとその10年後に実現したのであった。

とりわけ印象に残っていたのが、小袖の裏にある台地を抜けて、急坂を海に向かって下る風景だった。
そこで、小袖に到着する少し前、海が見えてきたところでバスを下車。坂道を歩いて下りながら撮影したのが、上の2枚の写真である。


小袖漁港 小袖漁港
 

台地から下るにしたがって、徐々に視界が開けてきて、ある瞬間に一気に港が見えてくる様子は劇的でもあった。
小袖は、すでに「北限の海女」で有名となっていたようだが、7月だったにもかかわらず、ほかに観光客はなく、静かな漁港という感じであった。

その後、「かわいすぎる海女」というキャッチフレーズが人気となって、1年を通じて数多くの観光客がやってくるようになったという。


小袖漁港 小袖漁港
 

2010年に新築された小袖海女センターは、この写真の漁港にあった。しかし、それも翌年3月の津波で流されてしまったという。

小袖海岸は、海岸沿いに大小の岩が林立していることでも有名だ。
海岸沿いに走るバスの車窓からは、そんな様子をじっくりと見ることができた。まるで観光バスのような気分であった。


小袖海岸 小袖海岸
 

漁港近くに続く家並み。左の写真の建物は、海のそばだったので、津波の被害を受けなかっただろうか。

右の写真は、道路の山側にある小袖商店。右手に小袖海岸のバス停が見える。


小袖海岸をゆくJRバス 小袖海岸をゆくJRバス
 

1日3本のバスがようやくやってきた。当時、ここを走っていたのはJRバスだった。現在では、岩手県北バスが運行しているようだ。

バスはしばらく海岸に沿って走る。ほとんど、波打ち際といっていい場所である。ここが大津波が襲われたら、確かにひとたまりもない。

久慈駅発小袖海岸経由久慈駅行きのバスは、海岸のどんづまりまで走ったかと思うと、Uターンして台地を登っていった。
また乗ってみたい路線である。

2011年7月作成

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