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とりあえず写真館


韓国・河回村 (1990年)

河回のハルモニ 河回の家の中庭
河回村にて
 河回(ハフェ)村の名を初めて目にしたのは、雑誌「旅」だったと思う。年に一度仮面の踊りがあるので有名なのだそうだが、それよりも私の目をひいたのは、両班(ヤンバン--李朝時代の貴族)の村そのままに、儒教の教えにもとづいて人びとが静かに生活しているという記述であった。
 1990年の初夏、安東(アンドン)から路線バスで約1時間。ぬかるんだ道を抜けて、はるばる終点の河回民俗村まで乗り通したのは私一人だった。
 民俗村とはいえ、当時はたいして観光化されておらず、雨に煙る村の中では、たまに合宿中の学生や年配の見学客を見かける程度であった。
 上左の写真は、地元のインテリ詩人(?)である男性に連れられて、彼の本家にあたるおばあさんの家にあがったときのものである。
 たんまりと酒をごちそうになって、いい気分になり、「写真を撮らせてくれ」とお願いすると、おばあさんは、「日本に写真をもっていかれるんじゃ、いい格好をしないとな」と笑って、奥のほうから水色の上着をもってきた。




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