北陸鉄道 石川線・金名線
▲金名線の車内。運転台横に掛けられたタブレット（通票）と手ブレーキが目を引く。1982/08
▲白山下駅で次の列車を待つこと2時間近く。ようやくやってきた単行の電車。
1982/08
▲白山下駅近くの道路から撮ったモハ3761。写真を拡大すると、そこそこ乗客がいることがわかる。
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▲終点の白山下駅。駅前にバス停があり、奥地へと通じていた。
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▲白山下のホームのすぐ下に小川が流れていた。
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▲白山下駅で発車を待つモハ3761。
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▲モハ3761の車内。
1982/08
石川線・金名線のような長い路線に乗って戻ってくるのは、鉄道めぐりとしては効率が悪いのだが、金名線の将来に暗雲が立ち込めているのを感じて1982年に乗ったのがこのときの写真である。
その1年後の1983年10月、大雨による大日川橋梁破損のために大日川～白山下が不通となった。翌年3月に復旧したのだが、こんどは手取川橋梁が危険な状態にあることがわかり、12月に金名線区間が運転休止。そのまま1987年に廃止となってしまった。乗っておいてよかった。
石川線については、2009年に鶴来～加賀一の宮が廃止されている。金沢市側のターミナルが野町であり、市の中心部や金沢駅に行くには乗り換えが必要なため、今後の存続もかなり微妙な状況となっている。なんとか長く続いてほしいものだ。
ところで、2015年ごろに金沢を訪問した際、誰だったか（テレビ番組だったかも）が「石川総線」と言っているのを聞いてしみじみとした気持ちになった覚えがある。すでに「総線」とは呼べない状態だが、地元の人には昔から愛着があるのだろう。
2022年12月公開
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