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紀伊御坊駅に到着する御坊行きのキハ603。 昼下がりのホームは乗客で賑わっていた。 1980.1 |
---- 紀伊半島を走る超ミニ鉄道 ---- 紀州鉄道は、和歌山県の紀勢本線御坊(ごぼう)駅から西御坊までのわずか2.7キロを走るミニ私鉄だ。紀勢本線御坊駅が町の中心部から離れて設置されために、駅と町をつなぐことを目的に、その前身である御坊臨港鉄道が1928年に開通した。 1972年には、不動産会社が自社の信用を高めるために、この鉄道会社を買収したことで話題を呼んだ。おかげで、慢性的な赤字路線だが安泰である。その後、別の不動産・レジャー関連会社が買い取って現在に至っている。 私が訪問したときには日高川が終点だったが、その後1989年に西御坊-日高川が廃止となった。 訪問:1980年1月
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西御坊~紀伊御坊で、住宅の軒先をかすめるようにして走るキハ603。キハ604とともに、大分交通耶馬渓線からやってきた車両だ。
1980.1
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西御坊駅で列車を降ると、まもなく上りの貨物列車がやってきた。たった1両の貨車をひいている機関車はDC251。 西御坊駅構内では日高川行きの路線と大日本紡績専用線が分岐しているが、写真を拡大してみると、どうも日高川方面からやってきたようだ。 1980.1 |
紀伊御坊駅を西御坊方面から眺めたところ。右からキハ604、上の写真の貨車、御坊行きのキハ603、側線にいるDC252。 1980.1
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