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私鉄ローカル線
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タイトル

下津井駅
下津井駅構内


瀬戸内海をめぐる 鷲羽山の上からは、まるで模型のレイアウトのように見えた。


地元の女子高生も利用する下津井電鉄。鷲羽山駅にて。 鷲羽山駅


鷲羽山駅 2つ目のヘッドライトが印象的なモハ103+クハ24。鷲羽山駅から琴海駅に向かって発車したところを後ろから撮った。



瀬戸内海の夕暮れ
鷲羽山から見た瀬戸内海。
いまは、このあたりに本四連絡橋がかかっている。


 私が行ったときは、いまにも廃止になりそうな下津井電鉄だったが、その後1990年まで持ちこたえたのはほとんど奇跡である。
 本四連絡橋ができれば、大きな変化があるだろうと期待されたのだというが、それもはかない夢と消えたのである。

 それにしても、下津井といい、牛窓、笠岡といい、さらには広島県の尾道、竹原といい、瀬戸内海に面する港町というのは、どうしてこんなに風情があるのだろうか。
 町をあるいていると、島に渡る船の乗り場が突然目の前に現れる。地元の人には当たり前のこんな風景に、私はちょっとしたカルチャーショックを受けたのであった。

 いまでは、下津井の町をまたいで本四連絡橋ができ、車も鉄道もあっというまに下津井を素通りしてしまう。でも、ただ効率を優先して旅行するよりも、こんな町をのんびりと散策して、見たものに素直に驚き、わくわくしたほうがずっと密度の濃い旅になるような気がするのだが。


 


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