釧路・北林製材所のトロッコ(2)


工場横に伸びる軌道は、なかなかいいふんいき。ただ残念なことに、ここを通るトロッコは見られなかった。


これが工場横の軌道の終点。こんなジオラマをつくってみたい。 1976/10 ▼

		▲ 最初の台車を反対側から見たところ。台車を引っ張るためのワイヤーがよくわかる。 1976/10


ひととおり写真を撮り終わり、礼を言って帰ろうとしたら、おじさんに呼び止められた。「いっしょに晩飯を食っていかないか」というのである。いまだったら、喜んでついていくのだが、そのころはまだ純情であった。しかも、当日予約したユースホステルの夕食の時間がせまっていた。「うーん、残念ですが……」と言って帰ってきてしまった。惜しいことをしたものである。いっしょに食事をしたら、おもしろい話が聞けただろうに……。

最初の訪問から３年後（1979年）に、もう一度釧路を訪ねる機会があったので、この製材所を訪ねてみた。
材木が山積みされており、レールはまだあった。台車は見えなかったが、まだ使われているようなふんいきであった。
このときは先を急いでいたので、２、３枚写真を撮って、製材所をあとにした。

1979/09

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