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日本の町並み

北津軽 <三厩、今別、小泊>(青森県)

津軽半島にはじめて足を踏み入れたのは、大学生だった1977年のことである。半島の各地に残された津軽森林鉄道の痕跡を探しつつ、路線バスや鉄道に乗り、各地の町の雰囲気を味わうという旅だった。
 津軽半島の北端というと、旅雑誌やニュースでは最果ての印象を強調されがちだが、実際に行ってみると、歴史を感じさせる品格ある町並みに驚いたものである。北前船に代表されるように、海を通じた各地との交流は、今の私たちが想像する以上に大きかったのだろう。
 東津軽郡三厩村と今別町、北津軽郡小泊村の当時の写真を紹介したい。その後の合併によって、三厩村は外ヶ浜町の一部に、小泊村は中泊町の一部になっている。

1977年10月撮影
Northern area of Tsugaru Peninsula, Aomori Prefecture

キャプションの数字は撮影地点の緯度、経度、撮影方向(真北が0°で時計回り)

三厩駅近くの町並み

津軽線の終着駅である三厩駅から北に500mほど歩くと、増川川を渡るこの橋に出る。ここから先が三厩村(現・外ヶ浜町三厩)の中心部となる。

41.189893, 140.443504
315°

1977/10

三厩村浜名の町並み

三厩村の東隣、今別町の今別から浜名にかけては、商店や飲食店が建ち並んでいて賑わいが感じられた。浜名にはユースホステルがあって、そこに泊まった。

41.182567, 140.482215
300°

1977/10

津軽線の津軽浜名駅付近

津軽浜名駅のホームで、三厩行きの列車の到着を待つ。線路と道路の間に柵もなにもなかった牧歌的な時代である。

41.180616, 140.472055
90°

1977/10

小泊の中心部

当時は津軽半島西海岸のどんづまりとなっていた小泊村(現・中泊町小泊)の中心部。左の店は「工藤酒店」。

41.130443, 140.305505
135°

1977/10

小泊で見た不思議な建物

小泊で見かけた建物。学校だったのか、それとも別の公的な建物だったのか。2階の窓の手すりには凝った細工がほどこされている。

撮影場所不明

1977/10

選挙の立会演説会

折しも選挙の真っ最中。当時の津軽は、札束が乱れ飛ぶ激しい選挙運動で知られており、この立会演説会も熱気に満ちていた。

撮影場所不明

1977/10

2020年1月公開


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