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蔵出し鉄道写真館
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飯田線 (1973年3月)

豊橋駅
 

このときの飯田線の写真は、実は伊那谷の山中にある遠山森林鉄道を訪ねた帰りに撮ったもの。だから、駅と機関区で撮った写真しかないのだが、今となってはどれも貴重なショットとなった。
上の写真は豊橋駅。飯田線と名鉄が同じホームを発着する風景は、初めて見たときから興味深かった。味わい深いホームや人びとの賑わいとともに、その雰囲気をうまく収めたいと思っていたものだった。
ちょうど名鉄のパノラマカーが到着して、乗客か降りてきたところ。まずまず思った通りに撮れて満足の1枚である。飯田線の旧型国電もきれいに塗装されて美しい。
カラー写真はまだネガフィルムを使っていたのだが、ここまで十分きれいに再現できるのは喜ばしい。


中部天竜機関区 中部天竜機関区
 

遠山森林鉄道は平岡からバスで40分ほどかかった。そんな場所に、東京から夜行日帰りで行ってきたのだから、かなりの強行スケジュールだった。
この写真はその帰り、中部天竜機関区を訪ねたときに撮ったもの。幸いなことに、公道からこんな写真が撮れた。
左は、旧湘南型の荷物車。クモニ83かな。そして、右の写真の左側にあるのは、お目当てのサエ9320。飯田線の前身の1つである伊那電気鉄道の生き残りだ。


中部天竜電車区のサエ9320 中部天竜電車区のサエ9320
 

サエ9320は微妙な位置に置かれていて、全体を入れて撮ろうとしても左の写真のように手前に電柱が入ってしまう。
もっとも、ネットにアップされている写真では、うまく電柱を避けているものがあるので、場所を工夫すればよかったのか? もしかすると、許可をとって機関区内に入れば、うまく撮れたのかもしれない。

ちなみに、上の2枚は二眼レフのリコーフレックスで撮った写真。このカメラにはモノクロフィルムを入れてあった。


東栄駅の流線型電車 東栄駅の流線型電車
 

帰路はカラーフィルムも尽きて、一眼レフのミノルタSR-1sにもモノクロフィルムが詰めてあった。
飯田線で豊橋に向かう途中、東栄駅で交換したのが、憧れの流線型52系である。戦前はスマートな姿で京阪神を快走していた電車である。
どこかですれ違わないかなと思っていたので、交換駅に停車するたびに待ち構えていたのが功を奏した。
編成の前後ともに張り上げ屋根の2次型であるが、不思議なことに前面の塗り分けが違っていた。


2017年5月作成



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