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道北、道東  (1976年10月)

幌延駅 幌延駅付近


夕張をうろうろしたのちに、札幌駅から宗谷本線の夜行急行「宗谷」に乗って宗谷本線の幌延に向かった。問寒別駅の片隅に放置されている幌延町営軌道の車両、そして幌延の町なかの公園に保存されている車両を見るためであった。
 そのときに撮った国鉄幌延駅付近の写真が、上の2枚である。



常呂駅 湧網線車窓


道北から道東へは、旭川から夜行急行「大雪」で遠軽へ行き、そこで名寄本線に乗り換えて、さらに中湧別で湧網線に乗り換えた。常呂で下車して走行写真でも撮ろうと思ったのだが、あいにくの大雨。しかたがないので、長い停車時間に待合室まで足を運ぶにとどめて、あとはひたすら車窓を眺めていた。



湧網線車窓 網走駅


湧網線の車窓をひたすら眺めていた。その大半がサロマ湖や原野なのだが、飽きなかった。車窓の変化という点では、ほかに素晴らしい路線があるが、しみじみと感じ入った風景というと湧網線がナンバーワンである。
 左(小画面では上)は能取湖。シャッターを切ったら、ちょうど看板が立っている地点だった。不思議だったのは、網走駅に到着後、しばらくして入ってきた右(小画面では下)の列車。旭川から遠軽まで乗った急行「大雪」ではないか。なんと、普通列車を2回乗り換えて湧網線経由で網走にきたほうが、直通の急行よりも所要時間が短かったのである。石北本線は山の中を大回りするからなのだろう。「これは大発見だ」と密かに喜んだ。写真の客車はA寝台とB寝台があるオロハネ10。



塘路駅? 茶内駅


道東では、別海村営軌道標茶町営軌道浜中町営軌道の跡を探り、釧路市内では北林製材所のトロッコを発見した。あとは観光旅行のようなものだった。左の写真は、釧網本線で見かけた光景。「寝台車と貨物列車の混合列車か!?」と一瞬驚いたが、貨物列車にたまたま移送する客車が連結されていただけだったようだ。
 右の写真は、根室本線の茶内駅にて。夕暮れ迫るなかを、やってきた根室行きである。腕木式信号機が見える。



厚床駅 根室駅


根室に1泊したのち、標津線に乗り換えるために下りたのが厚床駅。反対側のホームには、左の写真きような根室行きの混合列車が発車を待っていた。DD51牽引で、先頭から客車2両、荷物車・郵便車が3両、そして手前の4両の白い貨車は冷蔵車だ。最後尾の車両はレ12453と読める。
 右は根室駅。最果ての駅なのでちょっとセンチメンタルな気分になるかと思ったが、駅前が広々として、やけにさっぱりした印象だった。



2022年6月公開


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