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加江田森林鉄道を知ったのは、雑誌「鉄道ファン」の記事である。そのなかに、「木材輸送は終わっているが、資材輸送のためにたまに走っている」というようなことが、ひとこと書かれていた。 しばらく線路を歩いていくと、線路脇に立てかけられたトロッコを見つけた。 |
所在地: 宮崎県宮崎市 訪問日: 1973年7月 |
線路は草ぼうぼう、とてもこれでは列車が走っているわけはないと思った。 ▼ |
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▲「唐傘渕」という立て札が立っている。 | ||
ハイキング気分で軌道を30分ほど歩いていくと、前方の林のほうから何やらエンジンの音が聞こえてきた。 そして、ほどなく不思議なものがレールの上をやってきたのである。 |
それは、いかにも手作りといった形をした機関車(?)と、男性を数人乗せたトロッコであった。トロッコのほうは、のちに写真で見ることになる芦生の京大演習林を走るものに似ていた。 その車両は私たちのそばに停まり、茫然としている私たちを尻目に、男の人たちは作業をはじめたのである。 |
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