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下北半島の東の端、尻屋崎に762mm軌間の専用鉄道があるというのは、以前から聞いていた。5万分の1の地図によると、その鉄道は石灰石の鉱山から出ていることがわかった。 というわけで、1977年の秋、大学の友人とともに、下北半島一周というシブい旅のついでに寄ってみたのである。 |
田名部から尻屋行きのバスに乗った。「尻屋崎口」で降りればいいのかと思っていたら、突如行く手に踏切が出現し、やがて「日鉄鉱業所前」というバス停が現れた。「おっ、ここだ、ここ」と、友人をせかして、あたふたと降りたのであった。 |
所在地: 青森県東通村 Higashi-Dori-Mura Village, Aomori. |
機関車はといえば、色気のない、いかにも鉱山で使っていますというもの。まあ、これはこれで味があるかもしれない。 だが、何よりも感激したのは、海をバックにして走る光景である。 |
これが鉱山の入口。 ちょっと 古い鉄道のお話のホームページによると、このなかはエンドレスループになっているらしい。で、ここから、ひんぱんに列車が出てきた。 |
石灰石を満載した列車は、積出港である尻屋崎港に向かう。 地上に出ている区間は、5万分の1の地図で見ると、2kmちょっというところか。 |
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