トップページ
時刻表にない鉄道
次ページへ
タイトル
 太平洋炭鉱釧路鉱は釧路市内にある海底炭鉱である。1999年現在、日本で稼働している大規模な炭鉱は、すでにここと長崎県の池島だけとなっている。
 海底炭田から掘り出された石炭はインクラインで鉱業所に運ばれ、そこから軌間610mmの専用線で釧路臨港鉄道の春採駅まで運搬されていた。釧路臨港鉄道は国鉄と同様の軌間であり、ここから国鉄東釧路駅や釧路港に石炭が運ばれていったのである。
 私がここを訪れたのは1976年と1979年のこと。どちらも、夜行列車を乗り継いでたどりついたので、頭がぼーっとしていたために、いまひとつ記憶が定かではないのはお許しねがいたい。

運炭列車

 3泊連続して夜行列車に乗ったのち、前日は春採湖のユースホステルに泊まった。
 そしてその翌朝、片手に5万分の1の地図を持ち、ぼんやりした頭をかかえながら、太平洋炭鉱の専用線に向かった。

 すると、おおーっ、複線の線路を次々と列車がやってくるではないか。先頭に立っているのは、細くてかわいい凸型電気機関車であった。


所在地: 北海道釧路市
訪問日: 1976年10月、1979年9月


Taiheiyou Mining Railway
Kushiro City, Hokkaido.
1976/10,1979/09

太平洋炭鉱の所在地

太平洋炭鉱の地図



春採付近  目がすっきりと覚めて、さっそく写真を撮りまくることにした。
 この専用線の両端はぐるりとループを描いていて、まるで模型のセットのようである。

 春採側のループは臨港鉄道の上に位置しており、ここを通過しながら、貨車に積んでいた石炭(それともボタ?)が下に落とされていくしくみである(らしい)。

 背景には釧路の町並みが広がっている。

背景は釧路市街

小さなインクライン  専用線の脇には、目もくらむような大きなインクラインもあれば、こんな小さなインクラインもあった。


 



[1/2ページ]


次のページに進む▼


■「よろず話」トップページに戻る | 「時刻表にない鉄道」表紙に戻る■