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レールは、昼なお暗い森を走っていく。列車が走っていく姿を見たかったものだ。 天気が悪かったこともあり、感度の低いカラーポジにはつらい条件だった。 |
索道の跡があった。対岸から資材を運んでいたのだろうか。 遠くの山が霞んでいる。 |
レールを板で囲ってある区間もあった。歩きやすくするためか。写真の奥のほうに見えるのがそれ。 ▼ |
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▲ 写真ではわかりにくいが、橋げたも橋脚も木製。 |
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あとで知ったことだが、塩山から西沢までずっと森林鉄道が続いていたそうだ。言われてみれば、確かにバスの車窓から、川の対岸を走る怪しい道が見えていた。 また、この近くのさまざまな場所に軌道跡があったことは、当時の『アルパインガイド』に記されている。登山地図、登山ガイドは、軌道跡の情報を仕入れるには欠かせない資料だったのだ。 『アルパインガイド』には、この近くのヌク沢というところに、珪石を採掘して輸送していた軌道の跡があるということも書かれていた。そのうちにきちんと山登りの装備をして出かけようと思っていたのだが、結局、行かずじまいだった。 |
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