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「立山」と聞けば、旅行好きなら立山黒部アルペンルート、山好きならば剱岳をはじめとする立山連峰、そしてトロッコファンならまちがいなく「砂防軌道」を連想する。日本有数の急流である常願寺川の砂防工事の資材輸送のために敷かれた鉄道だ。 私が友人2人とここを訪れたのは1978年の夏であった。 その何年か前の春にも、能登旅行の帰りに立ち寄ったことがあった。だが、春では走っているわけがない。雪に埋もれた車庫を見て、そのあまりの雪の量に驚いて帰ってきた私であった。 |
所在地: 富山県 上新川郡大山町 訪問日: 1978年8月 |
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前日に駅前のユースホステルに泊まり、朝から軌道を見に行った。 本当は便乗できないのだが、わけあって乗ることができた。 |
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私たちが乗ったのは、機関車のあとに数両連結されていた人車の最後尾。人車は、いまでいうトロッコ車両である。 進むにしたがって、いたるところにスイッチバックが現れる。そんなスイッチバックの1つでは、折り返し線の奥のほうに停車しているあいだに、なんとあとから来たモーターカーに抜かれてしまった。 |
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